「Hello!ひろしま」ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)招へい作家紹介展
ひろしまアニメーションシーズン2022開催記念
Hello!ひろしま ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)招へい作家紹介展
マフブーベフ・カライ、ナタ・メトルーク、是恒さくら
- 場所|Gallery G
〒730-0012
広島市中区上八丁堀4-1公開空地内
tel: 082-211-3260 fax: 082-211-3261 - 会期|2022/5/31(火)-6/5(日)
- 時間|11:00-19:00(最終日16:00)
今年度からスタートする ひろしまアニメーションシーズン 2022では、レジデンス企画 「ひろしまアーティスト・イン・ レジデンス (H-AIR)」を行います。アニメーション関係者から応募を募り、選出されたアーティストを広島市に招き、半年滞 在し制作活動等を行ってもらうことを通じて、招へい者のキャリア構築の一助とするほか、広島のアート・カル チャー環境を豊かにすることを目的とします。
この初の試みには、マフブーベフ・カライ(イラン)、ナタ・メトルーク(アメリカ/ウクライナ)、是恒さくら(日本)の 3名が招へいアーティストとして決定。5月からのレジデンスのスタートを記念して、3名のこれまでの作品や、H-AIRで取り組む作品をいち早く紹介する展示を行います。
☕️マフブーベフ・カライ(1992生まれ・イラン在住)は
2Dアニメーター、作家、イラストレーター、グラフィックデザイナー、実験アニメ・短編アニメのディレクター。
特殊なミクストメディアの手法で制作した初の映画『The Fourth Wall(第四の壁)』は世界で注目を集め、日本でも第25回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門で大賞を受賞しています。
今回の展示ではその前に作られたコーヒーの残滓から生まれた男女の愛と死を象徴する"Sink"(2018)と、日本語への興味から漢字をモチーフにした"JapaneseWords"(2019)、さらに俳句と四季をモチーフにしたプロジェクトを紹介します。
👫ナタ・メトルーク(1982生まれ・ウクライナ出身アメリカ在住)はサンフランシスコを拠点に、GIFや
短編アニメーションを制作するアニメーター。コマーシャルから個人名義まで様々なプロジェクトに取り組んでいます。
視覚的に大胆で、キャラクター性の強いユーモラスなイラストと、物語は不条理とありふれたものの異化を
ベースに制作。作品は、主要なアニメーションフェスティバルで評価され、数々の賞を受賞しています。
今回は人気のGIF作品シリーズや、日常の気まずさをモチーフにした"Awkward"(2020)を上映。制作中の時間をテーマに制作する短編アニメーション"Off-Time"のイメージボードもご紹介します。
🐋是恒さくら(1986生まれ・呉市音戸町出身)は国内外各地の捕鯨、漁労、海の民俗文化を尋ね、リトルプレスや刺繍、造形作品として発表する美術家。クジラにまつわる伝承を自らの足で調査し、物語をまとめてそれを刺繍として折り込んだ日英併訳のリトルプレス『ありふれたくじら』は個人書店などでも販売されているシリーズ。
アニメーションの制作は今回のレジデンスで初挑戦となります。
今回の展示では布を使ったインスタレーションと、「VOCA展2022」で出品された最新作"とらう"のほか、広島滞在でリサーチをするべく滞在直後から調査を開始している「水によって動かされる風景」のイメージボードをご紹介します。
会期中のイベントなどにつきましては後日改めてご案内いたします。