この社会には帽子をかぶった小さい人々がいる。
PROGRAMプログラム
特集上映
スケジュール
8.21 Sun. 13:35 @中ホール
プログラム概要
本映画祭のワールド・コンペティション審査員を務めたニヘイサリナ、コンペティション選考委員を務めた宮嶋龍太郎、矢野ほなみは、現代日本のアニメーションを代表する若手作家でもある。3名の代表作を集めた特集上映。
ゲスト:ニヘイサリナ、宮嶋龍太郎、矢野ほなみ
上映作品一覧
ラビッツブラッドは2つの敵対する集団と、地下に住む人間のような体をしたウサギの物語。
少年は物心ついた時から腕に水玉模様の病気を持ち、精神的にも肉体的にも苦しんでいる。ある日彼はその病気とカルト集団の秘密を見つける。
ニヘイサリナは日本のアニメーション監督。エストニアアニメーションに取り憑かれアニメーションの道にすすむことを決める。イギリス、ロンドンのRoyal College of Artで修士課程を修了。修了制作の”Small People with Hats”はオタワアニメーション国際映画祭でのグランプリを含め、海外の映画祭にて数々の賞を受賞。手描きの手法で主にミュージックビデオや短編作品を手掛ける。
冷戦時代活発になされた暗号放送。少年は雪山でラジオのチューニングを合わせている時に、偶然暗号放送を聞いてしまう。
別々の惑星で進化した自己複製体が融合し、爆発的に増殖。エネルギーを求めて恒星を覆い尽くそうとする。
戦国時代、多くの命が失われた。城の設計者は、武士が人間性を取り戻す場所として茶室の可能性を見出す。
伝承では、"野見宿禰"は日本の相撲の生みの親とされている。また、豪族の墓で行われていた生きた人間の生け贄を廃止し、代わりに素焼きの粘土彫刻、埴輪を考案したとされ、兵庫県の龍野で亡くなったと言伝えられている。
"1989年東京生まれ。 2015年東京藝術大学先端芸術表現科卒。2017年同学アニメーション専攻修了。2020年同研究科博士課程入学。墨絵によるアニメーション作品《RADIO WAVE》《AEON》《CASTLE》等でこれまでに120の映画祭にノミネート、18の賞を受賞。2014年にアニメーション作品「樽の世界」の題材取材として兵庫県龍野を訪れる。2020年より龍野国際映像祭企画。2021年に淡路人形浄瑠璃「戎舞+」のオリジナルアニメーションを担当。"
"カフェで向かい合う人、髪の毛を吸う人、ひたすら走り続ける人と、 通り過ぎていく街、河川敷を歩く少女。世の中には色んな人がいて、色んな愛がある。"
"父親の葬式で、少女は父と過ごした最後の夏を思い出す。 日本のとあるちいさな島でのいとなみ"
"父親の葬式で、少女は父と過ごした最後の夏を思い出す。 日本のとあるちいさな島でのいとなみ"
ダンテ『神曲』第15歌 地獄の第7の谷、第3圏では、 同性愛的であるがために「自然の摂理 に反した」とされる人々が苛まれている。 そこにはダンテの師、ブルネット・ラティーノがいた。ところで、700年後のここは現代架空日本。 猫のダンテは大学生。 禁酒令が下った街では、酒が飲めない。
瀬戸内海島生まれ。 2017年東京藝術大学大学院映像研究科修了。最新作『骨嚙み』が第45回オタワ国際アニメーション映画祭で短編部門グランプリを受賞。 2022年第25回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞受賞。