北はどこの北も淋しい
此処はどこも北なのだ
これから話すのは、私が北で出会った人々の記録だ
ただ記憶は断片的で、まったく要領を得ない
今はこれが徒労ではないかと焦り始めている
胸の鈍い痛みが 少しずつ形を変えては 時折世界の実存を認識させられる
PROGRAMプログラム
特集上映
【特集:水】『幾多の北』 トーク:山村浩二
スケジュール
8.19 Fri. 12:35 @大ホール
プログラム概要
ひろしまアニメーションシーズンのメイン特集「水」の関連プログラムとして、山村浩二初の長編アニメーション作品を特別上映。
ゲスト:山村浩二
上映作品一覧
山村浩二
1964年生まれ。1987年東京造形大学卒業。90年代「パクシ」「バベルの本」など子供向けアニメーションを制作。「頭山」(2002年) が第75回アカデミー賞にノミネート、アヌシー、ザグレプ他6つのグランプリを受賞、「今世紀100年の100作品」の1本に選出される。「カフカ 田舎医者」 (2007年) がオタワ他7つのグランプリを受賞、世界4大アニメーション映画祭すべてでグランプリを受賞した唯一の監督、アニメーション作品の受賞は160を超える。2021年、過去25年間の優れた世界の短編監督25人のトップ2に選出。2021年初の長編「幾多の北」がアヌシーで、コントルシャン・クリスタル賞受賞。 絵本「おやおや、おやさい」(文:石津ちひろ)は累計40万部を超えるロングセラー、他に「ちいさな おおきな き」(文:夢枕 獏、第65回小学館児童出版文化賞受賞)、「ぱれーど」(文・絵)など、絵本画家としても活躍。NHK「おかあさんといっしょ」のエンディング曲「べるがなる」の作詞。 川喜多賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞、紫綬褒章受章。 映画芸術科学アカデミー(米)会員、日本アニメーション協会副会長、ASIFA日本支部理事、ひろしま国際平和文化祭メディア部門ディレクター。ヤマムラアニメーション有限会社代表取締役、中国美術学院客員教授、東京造形大学客員教授、愛知県立芸術大学客員教授、東京藝術大学教授。