ペルソナに侵食される過程。
PROGRAMプログラム
特集上映
スケジュール
8.19 Fri. 14:05 @中ホール
本プログラムは、直前に開催される「ジェンダー・アイデンティティとセクシュアリティ」と続けてご覧いただけます。
プログラム概要
近年、質的にも量的にもダイナミックな動きのあるクィア・アニメーション。それに併せて、ますます多様化する〈女性たち〉の豊かなアニメーションプログラムを上映します。LGBTQIA+や女性にまつわる作品を通して、そのインディペンデントで多様な意識や世界をご覧ください。本プログラムでは、上記キュレーションプログラムのうち、<女性>をテーマにした作品の上映を行います。
上映後ミニトーク 出演:児玉美月 キュレーター/聞き手:矢野ほなみ
市民ギャラリーで開催されるイベントでは、上映作品をより理解し、作品に近づくための時間として、ジェンダーやセクシュアリティ、女性について知るために、クィア/フェミニズムの研究および映画執筆でご活躍されているゲストをお招きし、トークセッションを行います。観賞後にぜひご参加ください。(出演第1部:清水晶子、第2部:児玉美月、各回聞き手:矢野ほなみ)
上映作品一覧
同じ世界で育ちながら、まったく異なる経験をする2人の親友シャレルとミノミ。イーストロンドンのヘアサロンで、30歳のふたりは、マイクロアグレッション、偏見、失恋、そして実現に悩まされながら、複雑な過去25年の関係を振り返る。
生理中の心身のサイクルを電車に喩える。つぼみは花開き、そのたびに花を摘むのは、少女が生理の開始を迎えるしるしである。身体のサイクルは、毎月繰り返されることになる。
白髪を発見した女性は、不安と将来への恐怖にとりつかれる。バスルームという聖域が一転し、白髪が彼女を苦しめる。
現代社会における女性の位置づけをアニメーションの表現で捉える。現実とメディアから着想を得た作品。
男性社会の中で女性であることはどんなことか。6人の少女たちが、男性が支配するスポーツの中で女子サッカーをプレーした自らの経験を語る。彼女たちの物語は、さまざまなアニメーション技術によって翻訳され、さまざまな物語の可能性を追求している。
想像上の空間で、女性は自分自身を手放し、自身への畏敬を克服する。 自分の体を発見し、感情を受け入れ、自分を〈女性〉たらしめるすべての部分を所有することを学ぶ。
主人公は体と心の成長過程において、周りと自分を比較して居心地の悪さを感じている子供。ある日のプールの授業で、彼女は気になる同級生のアヤの泳いでいる姿に圧倒され、恋心を自覚する。
ある朝、日常の光景の中で、ひとりの女性(30歳)は、まだ眠っているパートナーを起こすために勇気を出して、今まで言えなかったことを伝えます。
大きなオフィスに勤める女の子、ミラ。架空の諜報員ジェームズ・ボンドに憧れる彼女は、彼のような男らしさを同僚のスパソジェに投影し、彼に一目惚れしてしまう。
男の子を産むために女の子を川に沈める家もあるという川のほとりの村に住む2人の少女、ルーとウェイ。二人の少女は、この川と特別な絆で結ばれている。二人は過去のトラウマを克服するための不思議な力を見出していく。
ステーキは数日前から漬け込んであるし、フライパンは熱されている。フランは腹ぺこ。しかし、リザの同僚がサプライズの誕生日パーティーでリザを祝う。 果たして彼女は時間通りに帰宅できるのだろうか?
人間以外の恋人の味を覚えてしまった好奇心旺盛な女性、ターニャの1日を追う。今回は、彼女の寝室での実験により、美しい巨大ナメクジが誕生した。果たしてそんな完璧な生き物が、フリークスやビーフに溢れたこの苛酷な世界で生き残ることができるのだろうか?